課題

バイオ製薬業界向けの国際的な大手サプライヤーであるザルトリウス・ステディム・バイオテックは、ディスポーザブルの生物反応器で使用されているシングルユースバッグの容量を合計2,000リットル超に拡大することを計画していました。

ここで新しい攪拌リングの組み立ての面で問題が起こりました:
  • このスケールでは、反応器内の攪拌器に 多大なトルク がかかることになります
  • 攪拌器は密閉されたバイオリアクターバッグの中で回転させることで、汚染のリスクを解消しなければなりません
  • ドライブカップリングは通常よりも 遥かに大きな力 に耐えうるものでなければなりませんでした

ソリューション

トレルボルグ・シーリング・ソリューションズは、顧客の仕様要件に従って設計された、まったく新しい自給式のユニットを推奨しました。プラスチック製のベアリングを専門とする、アメリカのTSSブルームフィールドにTSSシュトゥットガルトから連絡が行きました。特殊なDuroball® とザーコン® ポリエチレンのハウジングをバッグに溶接して組み立てた放射状の磁気カップリングを使うというのがそのアイディアでした。  この開発プロジェクトには大西洋をまたいだ3つの国が携わりました。TSSブルームフィールドが放射状の磁気カップリングの研究開発を担う一方、TSSシュトゥットガルトは設計を行い、そしてフランスのオーバーニュのザルトリウスがバッグの製造を担当しました。  最初に作られたカップリングのデザインは僅か12ヶ月で出荷され、評価用プロトタイプはその2年後に完成しました。2年間をかけた大手製薬会社でのトライアルが成功したのを受けて、Biostat STR 2000L は2014年5月に発売予定となっています。
マーティナ・ウエインガートナー 研究所技術者

お客様からのメッセージ

「今回のパートナーシップ活動期間を通じてトレルボルグが絶えず最新状況を報告してくれたり、頻繁に面談に訪れてくれたおかげでこのプロジェクトを効率的に実現することができたのです。」

ゲルハルト・グレラー、アップストリーム・テクノロジー担当R&D 責任者 ザルトリウス・ステディム・バイオテック GmbH

顧客へのメリット

  • 関係各社と施設の間の密接な協調関係 によってR&D プロセスがスピードアップされました
  • TSSブルームスフィールドでは、設計されたプラスチック部品をトレルボルグのハードウェアに取り込む際の専門知識技能を提供するという貢献を果たしました
  • TSSは  顧客と密接に活動し続けることで 顧客の要望に見合った、まったく新しい部品をテストすることができたのです