課題

いつの時代もスポーツカーはテクノロジーの限界に挑んできましたハイスピードの運転に適したサスペンションを作るのはそれほど難しくありませんが、同時に街中での渋滞時にドライバーに快適性を提供することは困難です。使用されるシールの数が多く、高圧が掛かり、低い温度で漏れを起こさずに摩擦を最小限に抑えることはとても難しいからです。そうした理由から、クリーンな排気と乗り心地を重視した製品やシステムの設計、
開発および販売を担う、世界有数の会社テネコ社が、アンチローリング機能を備えた同社の最新型ショック・アブソーバで使用するシールに関してトレルボルグ・シーリング・ソリューションズに協力を求めてきたのです。

ソリューション

初期の構想段階から製品の開発やテストに至るまで、テネコ社とトレルボルグ・シーリング・ソリューションズのエンジニアたちは毎週ミーティングを開いて、こうしたアプリケーションのありとあらゆる詳細を詰めていきました。このようなグローバルなR&D チームと製造部門の専門家の支援を得た協力関係から、TSSヘルシンガーで開発されたターコン® M12 PTFE ベースのシールと、TSSマルタのXLT (低温用コンパウンド)という新コンパウンドを仕様とする結果となりました。TSSシュトゥットガルトのリサーチ研究施設で実施されたFEA 分析によって、適切なスクレーパー設計が行われ、また、コスト効率の高いアジアでの製造が決定されました。このシステムのすべての部分にわたり、TSSシュトゥットガルトのショック・アブソーバ専用テスト装置で試験、検証されて、部品の性能を微調整すると共に有効性を実証する作業が行われました。
モニカ・クルドゥ 製品開発エンジニア、
R&D シュトゥットガルト

お客様からのメッセージ

「さまざまな課題や困難な点がありましたが、トレルボルグは常に問題に取り組んで、わたしたちが求めるソリューションを提供してくれました。」

グレン ヴァーカルステレン、テネコ社部品リサーチ開発担当チームリーダー

顧客へのメリット

  • 早期段階での密接な協調関係によりコストと設計の面で顧客にとってのメリット恵がもたらされました
  • グローバルな製造、リサーチ開発によって、完全にテストされ有効性が実証された部品の製造が実現しました
  • 原材料開発を専門とする優れた技術能により、複雑なアプリケーション要件を満たす部品を作ることができました